Google

こんにちは、サンデーです。

2018年8月1日に、Googleは検索エンジンの大幅なアルゴリズム変更を行いました。

これは年数回行われるコアアップデートの一つで、サイトの評価方法がガラリと変わったことを意味します。

同様のアルゴリズム変更は2018年3月にも行われており、今回もその流れをくむアップデートだと言われています。

今回のアップデートではホワイトハットで育ててきたサイトが飛んだ人も多いみたいですね。

特に健康やお金に関するジャンル、いわゆるYMYLのジャンルは壊滅的な被害を被ったようです。

YMYLとは

「Your Money or Your Life」の略で、健康・医療・金融・法律など「あなたのお金、あなたの生活」に関わる分野のこと。

GoogleはYMYLのような人の人生を左右するジャンルについては、「より正確な情報が必要であり、他の分野とは違う独自の評価基準を設ける」としている。

2017年12月の健康アップデート以降、YMYLのジャンルでは公式サイトが優遇される流れが続いています。

健康関連のワードで検索してみると、上位は病院・政府機関・ウィキペディアなどが並んでいるのが分かりますよね。

僕はというとYMYLのジャンルはほとんど手掛けてないので、さほど影響は受けませんでした。

とはいえ、「2018年のアフィリエイトは厳しくなる」というのは、年初からお伝えしている通りです。


2016年のWELQ問題以降、「情報の信頼性」はますます大事になっています。

Googleもサイトを評価する基準としてE-A-T(専門性/権威性/信頼性)を重視すると言っています。

つまり「何を言っているか」ではなく、「誰が言っているか」で判断する世の中になってきてるんですね。

しかし、WEBの情報は誰でも書けるもの。

素人が専門家になりすますことだって可能です。

じゃあ、「誰が言っているか」をGoogleはどうやって判断しているのか、不思議に思いませんか?

いったいGoogleは、公式サイトとアフィリエイトサイトをどうやって区別しているのでしょう?

GoogleがサイトのE-A-T(専門性/権威性/信頼性)をどんなふうに測っているのか、僕なりに仮説を立ててみました。

すると、アフィリエイトに逆風が吹き荒れる今、今後どのように立ち回ればいいかも見えてきたんですよ。

E-A-T(専門性/権威性/信頼性)を高めながら、これからもアフィリエイトで生き残っていく方法を解説したいと思います。

E-A-T(専門性/権威性/信頼性)とは

E-A-T

先にE-A-Tについて説明しておきましょう。

E-A-Tとは「専門性」「権威性」「信頼性」の総称のことです。

  • Expertise(専門性があること)
  • Authoritativeness (権威があること)
  • TrustWorthiness (信頼できること)

Googleもサイトの評価基準としてE-A-Tを非常に重視すると言っています。

GoogleのガイドラインでE-A-Tに関する部分を要約してみました。

有益な目的を持つページでは、専門性・権威性・信頼性(E-A-T)が非常に重要です。

Googleはコンテンツが実際の専門知識を持つ人物によって作成されることを望んでいます。

たとえば医学的助言は適切な医学的専門知識または認定を得た人々・組織によって作成されるべきだし、E-A-Tの高いニュース記事はジャーナリストがプロフェッショナリズムを生かして作成する必要があります。

Google検索品質評価ガイドラインより

これを見れば健康・医療などE-A-Tの高い分野は、その分野の専門家が作ることが望まれていると分かります。

「素人のアフィリエイターは出てくんな!」と言わんばかりの内容。(>_<)

とはいえ専門家かどうかなんて、Googleはどうやって判断しているのでしょうか?

GoogleがE-A-Tをどこから判断しているか

検索エンジン

GoogleがサイトのE-A-Tをどこから判断しているかは、いろんな要素が思いつくでしょう。

  • 被リンクの量
  • 被リンクの質
  • リピート率
  • ドメインエイジ
  • サイト内での読者の行動
  • SNSでのシェア

などなど。

おそらく指標はまだまださくさんあり、これらが複合的に組み合わさってE-A-Tの数値が決められているんだと思います。

そんな中で、アフィリエイターにとって最も分かりやすく、今後意識しておきたい指標があります。

それが、名前で検索されているかサイト名で検索されているかです。

実はこれって、今後生き残れるか鍵になってくる指標だと思うんですよ。

名前やサイト名で検索されるってことは、ユーザーの記憶に残るほどの人物・サイトということ。

つまり、ユーザーから信頼されている証なんです。

Googleは名前やサイト名で検索された履歴を、E-A-Tを測る指標にしているんじゃないでしょうか。

名前で検索されているか

たとえば僕の場合、「sunday」という検索ワードでちょこちょこ検索されています。

検索窓に「アフィリエイト sun」と打ち込むと、「sunday」というサジェストワードが出てきます。

サジェスト

関連ワードでも「sunday」で検索してくれているのが分かりますね。

(ちなみに今は「サンデー」に改名しています)

どうやら「ルレア」から連想してくれているようです。

関連ワード

「sun」まで打たないと出てこないので、まだまだショボいレベルですけどね。

それでも名前を覚えてくれてる人がいて、再訪問しようとしてくれているんですね(ありがとうございます!)。

これがイケダハヤトさんやはあちゅうさんのように有名人になると、名前での検索数が増えて、権威性が増してくるのでしょう。

名前がE-A-Tと結びつく仕組みが実感できるんじゃないでしょうか。

サイト名で検索されているか

同様に、サイト名で検索されているかどうかも大きな指標になっていると思います。

たとえばこのブログ「どこよりも正しいアフィリエイトのやり方※」は、「どこよりも」というワードで検索すれば検索結果の1ページ目に表示されます。

どこよりも

これも、実際「どこよりも」というワードで検索する人がいる証拠です。

サーチコンソールでも「どこよりも」というワードから流入している人は確認できます。

サイト名を覚えてくれていてありがたいですね。

(※「どこよりも正しいアフィリエイトのやり方」は旧名称で、現在は「サンデーアフィリエイト」に改名しています)

E-A-Tを高めるためにできること

E-A-Tを高める

「名前で検索される」「サイト名で検索される」というハードルは、公式サイトや企業サイトなら容易にクリアできるでしょう。

製品名や会社名で何回も検索されますからね。

「ソニー」「iPhone」「Amazon」など、公式サイトには絶対的な固有名詞があります。

しかし、アフィリエイトサイトでは名前やサイト名で検索されることは少ないです。

特にキーワードを狙って無機質に記事を入れているだけのサイトでは、検索する人の悩みは解決できたとしても、サイト名を覚えられることはないですからね。

ここに公式サイトとアフィリエイトサイトの大きな壁があるわけです。

では、どういう対策を取ればいいかというと、あなたが信頼を得ることです。

プロフィールページを作ったり、専門家を名乗ったり、実績を公開したり、SNSでブランディングしたり、いろいろ方策はあるでしょう。

ただし、どれも幹ではなく枝葉です。

被リンクや中古ドメインも、方策の一つではあっても枝葉に過ぎません。

本質は名前やサイト名で検索されるよう、人からの信頼を勝ち取ることなんです。

そして、人から信頼を得ることは一朝一夕ではできません。

日々のコツコツとした努力が必要なのは、現実世界と一緒。

実際僕も名前で検索されるようになったのは、コツコツと情報発信を続けてきたらからですしね。

専門家になるのも、権威を持つのも、信頼を得るのも、行動の蓄積が必要なわけです。

今後アフィリエイトで生き残っていくには、ただキーワードをハックするだけでは難しいでしょう。

信頼してもらうために信用をコツコツ貯金するという考え方にシフトしないといけないですね。

そうすれば、アフィリエイトはまだまだやっていけるし、新たな可能性も広がっていくと思いますよ。