被リンクを増やす

こんにちは、サンデーです。

SEOには内部構造を最適化する「内的SEO」と、外部リンクを獲得する「外的SEO」があります。

最近は「内的SEO」の方が重要視されていますが、今回は「外的SEO」についてお話しますね。

外的SEOはサテライトサイトを作ることではない

「外的SEO」というと「サテライトサイトを作って、自作自演のリンクを当てていくこと」が対策のように思われています。

しかし、本来は「自然な被リンク(ナチュラルリンク)を増やしていく」ことが「外的SEO」です。

自作自演がいけないわけではないんですけど、なんせペナルティの恐れがありますからね。

Googleは自作自演のリンクを嫌います。逆に、自然な被リンクがついているサイトを上位表示する傾向にあります。

なので、自然な被リンク(ナチュラルリンク)が増えるにこしたことありません。

といっても、「アフィリエイトサイトで被リンクをもらうのは難しい」と感じている人も多いでしょう。

確かにアフィリエイトサイトは被リンクが増えにくいものです。ビジネス臭があるので、どうしてもリンクを敬遠されるんですね。

でも、良質なコンテンツを作っていけば意外といろんなところからリンクをもらえたりするんですよ。

正攻法で自然な被リンクを増やす方法をお話しますね。

良質なコンテンツを作る本当の目的

検索エンジンで上位表示するには「良質なコンテンツを作ることが第一」と言われていますよね。

そのため、質の高いコンテンツを作るのに必死になっている人も多いんじゃないでしょうか。

今では検索エンジンの精度が上がって、記事の文脈や内容まで正確に読み取れるようになっています。

「質重視」の傾向がますます強くなっているんです。

じゃあ「被リンクは0でもいいのか」と言われると、そういうわけではありません。

検索エンジンは今でも外部リンクを評価の対象にしているし、リンクをもらえばそのサイトからの直接アクセスだって期待できます。

僕の経験上、被リンクが0でも上位表示は可能ですが、長期で運営しているとやっぱり徐々に順位が落ちてきます。

そもそも質の高いサイトなら継続的にリンクをもらえるのが普通ですからね。

リンクをもらえないということは、それだけの価値しかないサイトということです。

それに、被リンクが増えると検索エンジンのクローラー巡回頻度が増します。

クローラーの巡回頻度が増えるとサイトの内容を的確に読み取るようになるので、検索エンジンがより正確な評価をするようになります。

正確な評価で上位表示されると露出が増えて、また被リンクがもらえるという好循環に入ります。

被リンクが増える仕組み

質といってもコンテンツ単体で評価されるのではなく、被リンクの増加を伴って評価されていくんですね。

良質なコンテンツと評価されるには自然な被リンクが必要で、自然な被リンクが増えるには良質なコンテンツが必要なわけです。

では、自然にリンクが増えていく良質なコンテンツとは一体何か。

自然な被リンクをどうやって増やすかというと、人為的にやるには2つの方法があります。

SNSによる拡散と、引用としてまとめられることです。

ソーシャルメディアで被リンクが増える流れ

自然な被リンクを増やす方法の1つに、SNSでの拡散があります。

ツイッターやfacebookなどソーシャルメディアで記事が拡散されると、そこからリンクが増えていくという流れがあるんです。

ツイッターやfacebookからのリンクには「nofollow」が入っているので直接のリンク効果はありません。

しかし、ツイートやいいね!をきっかけにブログで紹介されたり、「nofollow」の入っていないAPIからリンクをもらえたりすることがあります。

また、はてなブックマークには「nofollow」が入っていないので、ホッテントリに入るなどして拡散(バズる)されれば、少なからず被リンクの効果もあります。

なので、「ツイッター」「facebook」「はてなブックマーク」のソーシャルボタンは必ず記事に配置しておいた方がいいでしょう。

ソーシャルボタン

SNSで拡散されるには、ツイートやいいね!されやすい記事を書くことが大事です。

ツイートやいいね!は人間の承認欲求に基づく行動なので、SNSでシェアする背景には次のような人間心理が隠れています。

  • この記事を人に教えたい
  • この記事にすごく共感した
  • これすごく便利!おすすめだよ!
  • これすごく面白いよ!

このような読み手の承認欲求を満たす記事を書くことが、被リンクを獲得する秘訣なんですね。

思わず人とシェアしたくなる記事を書くよう心がけてください。

引用される、まとめられるコンテンツを作る

もう1つの自然な被リンク発生方法は、キュレーションサイトやいわゆる「まとめサイト」に引用されることです。

まとめサイトに記事を引用されると「引用元」としてリンクが張られるので、そこからリンクがもらえるわけです。

Googleサーチコンソールでは「サイトへのリンク」で自分のサイトへのリンクが見れるので、たまにチェックしてみるといいですよ。

サイトへのリンク

まとめられるには、引用されやすいコンテンツを作ることが大事です。

引用したくなるコンテンツとは、こんな感じです。

  • 答えがきちんと書いてある
  • 役に立つ
  • 分かりやすい

ツイッターなどソーシャルメディアでは「面白さ」が重視されるのに対して、まとめサイトでは「役立つ」ことが重視されます。

実用的で分かりやすい記事が好まれるんですね。

分かりやすい記事を書くには一歩踏み込んで調べたり、図を使って説明したり、徹底的に「読者の利便性」を追求しましょう。

テスト前に重宝する「売れている参考書」のような感じですね(笑)。

そのようにひと手間加えると、まとめサイトから被リンクをもらえるようになります。

自然な被リンクと良質なコンテンツは表裏一体

自然な被リンクを増やす方法が分かりましたでしょうか?

これらは自作自演を使わない、いわゆるホワイトハットと呼ばれる正攻法です。

SNSの拡散にしても、まとめサイトの引用にしても、読者にアクションしてもらうには「良質なコンテンツ」を作るのが前提になってきます。

「良質なコンテンツ」があるからこそ自然な被リンクがもらえるわけで、被リンクがもらえるからこそ検索エンジンに「良質なコンテンツ」と認識されるんですね。

そう考えると、自然な被リンクと良質なコンテンツは表裏一体であると言えます。

そもそも「内的SEO」と「外的SEO」を分けて考えること自体がナンセンスなのかもしれませんね。

「リンクの獲得は良質なコンテンツありき」と知っておいてください。