2017年

明けましておめでとうございます。サンデーです。

2017年が始まりましたね!

年末年始はゆったり過ごしていましたが、そろそろ僕も本格的に仕事を始めていきたいと思います。

昨年は収入も安定して、僕にとってとても良い年になりました。

メルマガも始めたし、たくさんの読者の方に支えられた一年でもありましたね。

今年も役立つ情報を発信していくので、このブログ「サンデーアフィリエイト」をよろしくお願いします。

さて、新年一発目の更新は、今年のアフィリエイト業界を予想していきたいと思います。

「アフィリエイトはもう終わった」なんて言われて久しいですが、そんな言葉はどこ吹く風で、アフィリエイト市場は年々拡大しています。

最近は月収100万超えのアフィリエイターも多くなりました。

でも、こんな景気のいい時代がいつまでも続くか、不安ではありますよね?

  • 今後、アフィリエイトはどうなっていくのか?
  • 2017年、生き残るために大事な戦略とは?
  • 初心者が今からアフィリエイトを始めても間に合うのか?

そんな疑問を解き明かしていきたいと思います。

昨年2016年に起こった「Welq問題」や「ペンギンアップデート」なんかも顧みつつ、2017年のアフィリエイト業界を予想していきます。

2017年アフィリエイト業界の市場予測

数字的には、アフィリエイト業界は今、絶好調です。

矢野経済研究所が実施した調査によると、2016年度のアフィリエイト市場規模は前年度比115.3%の2006億5000万円見込み。

これが2017年には2450億円、2020年には3500億円まで拡大すると予想されています。

年度 市場規模(単位:百万円)
2013年度 134,210
2014年度 149,500
2015年度 174,020
2016年度(見込) 200,650
2017年度(予測) 245,000
2018年度(予測) 280,000
2019年度(予測) 320,000
2020年度(予測) 350,000

アフィリエイト市場に関する調査を実施(2016年) 矢野経済研究所より

これを見ると、まだまだアフィリエイト市場は伸びていくと考えてよさそうですね!

市場の伸びは、ここ最近の業界動向を見ても納得がいきます。

スマホの普及と企業の取り組み強化が市場を広げた

アフィリエイト市場がここまで伸びている原因の一つが、スマホの普及です。

高齢者層など、これまでスマホを持っていなかった世代でもスマホが一般化し、誰もが簡単にネットにつながるようになりました。

ネットを使わなかった層がネットショッピングをしたり、口コミを調べたりするようになったので、アフィリエイトサイトの需要はますます高まっています。

最近は企業もアフィリエイト広告の効果を重要視するようになってきました。

アフィリエイト広告の取り組みを強化したり、予算を多くとる企業が増えています。

これまでアフィリエイトに消極的だった企業が参入してくるケースも目立ちますね。

先ほどの矢野経済研究所のレポートでも、このように解説されています。

広告主によっては、自社内のアフィリエイト予算の拡大に伴い、今まで部署単位で管理されていたアフィリエイト予算を一元的に管理する部署が誕生し、経営層を含め全社的な視点でアフィリエイト予算を検討する流れとなっている。

アフィリエイト市場に関する調査を実施(2016年) 矢野経済研究所より

確かに、僕が先日参加した広告主のセミナーでも、担当の方が「最近特にアフィリエイトに力を入れている」とおっしゃってました。

企業がアフィリエイトの効果を認識するようになったんでしょう。

広告媒体としてアフィリエイトが一般化してきたと言えます。

広告主がアフィリエイターを選別する時代へ

しかし一方で、企業(広告主)がアフィリエイトサイトを厳しく選別する動きも出てきてます。

広告主が望んでいる顧客を得られていないサイトは、成果のキャンセルや提携審査落ち等が起こるようになってきてるんです。

これまでどっちかというと企業側は、アフィリエイトでたくさんの顧客を獲得することを目的としていました。

アフィリエイターも、とにかくたくさんの人を企業サイトへ送り込むことを第一にしていたわけです。

しかし、企業側が「何も買わない人ばかり連れて来られても困るなー」と感じ始めたんでしょう。

成果条件を高い地点に変更したり、テーマから遠いサイトとは提携しなかったりする動きが出てきています。

実は僕も最近、「サイトの提携審査が厳しくなったなぁ」と感じることがあります。

これまで送客の「数」を見ていた広告主が、送客の「質」を見るようになってきているんですね。

そういう意味では、広告主がアフィリエイターを選別する時代に入ってきていると言えます。

2017年以降は、広告主によるアフィリエイターの囲い込みや差別化が加速するかもしれません。

生き残るためには、より質の高い送客ができるよう、常にスキルを磨いておくことが大事ですね。

情報の信頼性を考える契機になったWelq問題

昨年2016年に業界を一番騒がせたのは、DeNAのWelq問題でしょう。

「肩こりの原因は幽霊」など信憑性のない情報を載せたサイトが、世間のバッシングを浴びて全記事削除する事態となりました。

いわゆるキュレーションサイト(まとめサイト)の問題が、次々と表面化してきたわけです。

  • 素人が書いた医療情報をノーチェックで載せていた
  • 他サイトのパクリやリライトで記事が構成されていた
  • 安価な外注ライターに大量に記事を依頼していた
  • 上位表示だけを目的にした全社的な指示がされていた

この問題はニュースでも大きく取り上げられ、削除の流れはリクルートやサイバーエージェントにも及びました。

Welq問題は、アフィリエイターにとってもいろいろ考えされる問題だったんじゃないでしょうか。

アフィリエイターも他サイトを引用したり、記事を外注したり、個人の見解を載せることはあります。

上位表示を目的に大量の記事を投下することだってあります。

やっていいこととやってはいけないことの線を引くのは、結構難しいです。

ただ言えるのは、情報発信するからにはメディアとして責任を持つことだと思います。

ネットといえど、たくさんの人が閲覧する「メディア」です。

自分が発する情報にはちゃんと責任を持つことが必要です。

Welq問題を契機に、情報の信頼性に対する世間の目は厳しくなっています。

Welqと同じようなことをやっているアフィリエイトサイトは、やっぱり淘汰されていくでしょう。

情報を発信する側もプロ意識が大事ってことですね。

2017年以降は、プロとして信頼性のある情報を扱うサイトこそが、生き残っていくと思います。

ペンギンアップデートはリアルタイム更新へ

2016年9月には、Googleが約2年ぶりにペンギンアップデートを行いました。

ペンギンアップデートとは、主にスパムや質の低いリンクのあるサイトの評価を下げるアルゴリズムです。

これにより、自作自演のリンクや大量の無機質な被リンクのあるサイトは、評価を下げる要因になります。

自作自演で順位を上げるSEOをブラックハットといいますが、ブラックハットがよりやりにくくなったわけですね。

さらに今回から、ペンギンアップデートはGoogleのコアアルゴリズムに組み込まれ、リアルタイム更新されることになりました。

つまり、ペンギンがやって来て一斉に評価が変わるのではなく、刻々とサイトの評価が変わっていくわけです。

【参考】Google ウェブマスター向け公式ブログ:PenguinがGoogleのコアアルゴリズムの一部になりました

ペナルティのあるサイトは瞬時に落とされたりもするでしょうし、自作自演はより一層厳しくなるでしょう。

質の高いサイトをコツコツ作ることの重要性が、さらに高まったと言えます。

2017年は質の高いサイトを作れるスキルが超重要

Welq問題やペンギンアップデートを見ても、2017年はこれまで以上に質の高いサイトを作る必要性が出てくると思います。

アフィリエイト市場は拡大しているけど、どんどん「質」が必要な時代に入ってきている感じですね。

アフィリエイト全体が「量」から「質」に変わってきているイメージです。

なので、しっかりと内容があって、信頼性のあるサイトを作ることが大事です。

質の高いコンテンツを作るスキルは、今から磨いておいた方がいいでしょう。

そういう意味では、アフィリエイトの参入障壁はちょっと高くなっているかもしれません。

全く初心者の人が始めるには、2~3年前より難易度は上がっていると思います。

しかし、市場規模は広がっているので、スキルさえ磨けば成功はしやすくなっています。

それこそ、月収1000万円なんていう、とんでもない人も出てきてますしね。(^_^;)

なので、これからアフィリエイトを始める人は、なるべく早めに始めてスキルを身に着けた方がいいでしょう。

早めに参入しておけば、その分だけ周りに差をつけられます。

逆に、遅ければ遅いほど、どんどん新規参入が難しくなってきますよ。

2017年も、アフィリエイトが稼げるのは確かです。

ただし、スキルを磨いた人とそうでない人との差が大きくなる一年になるんじゃないかな~、と思います。