引用

こんにちは、サンデーです。

他のサイトの記事を引用してブログを書くときのルールについてお話します。

普段ブログを書いている人でも、ネット上の著作権をちゃんと理解している人は少ないのでは?

丸パクリがダメなのは分かるけど、引用はどこまで許されるか分かりますか?

ネットでは引用のしかたにもルールがあります。

間違うと著作権法に触れるだけでなく、SEOでペナルティになる恐れもあるんですよ。

しかし、ちゃんと正しく使えばSEOで有利になることもあります。

引用のルールとSEO効果を見ていきましょう。

ネットでの引用のルール

引用とは簡単に言うと「紹介や参照として、自分の著作物の中に他人の著作物の一部を載せること」です。

転載とよく似ていますが、まるまるコピーする転載とは別物です。

転載には著作権者の承諾がいりますが、引用は基本的に著作権者の承諾がいりません。

特にネット上では承諾なしに使われるのが慣例となっています。

ただし、承諾なしに使うには「引用であること」の条件を満たしておく必要があります。

そうしないと、「無断複製」になっちゃいますからね。

引用として認められるのは、以下5つの条件がそろったときです。

引用が認められる条件

  1. 内容上、どうしても引用が必要なとき
  2. 引用がメインではなく、オリジナルとの主従関係がはっきりしているとき
  3. 引用であると一目で分かるようになっている
  4. 原文を改変していない
  5. 引用元が明示されている

大前提として、引用はメインではなくサブだということです。

オリジナルコンテンツを分かりやすくするために、どうしても必要なときだけ引用が許されています。

内容のほとんどが引用で、最後に自分の考えをちょこっと入れたような記事はアウトですよ。

引用オンリーでコンテンツを作ってしまうと、それはパクリになってしまいます。

引用は他の文章と区別して、一目で分かるようにしましょう。

このとき引用文は原文のまま載せること。改変してはダメです。

そして引用元へのリンクを張るのがマナーです。

ネットで引用を使うときにはルールも大事ですが、マナーも大事です。

引用するときは、引用元の不利益にならないよう心がけましょう。

特にアフィリエイトで商品レビューを書くときは注意が必要ですね。

「販売者がこんな良いことを言ってますが、これは嘘です。買わないでください」なんて書くと、業務妨害に当たります。

相手の不利益にならないよう、お互いWin-Winになるよう使うのがベストだと思います。

引用のSEO効果

ブログで引用を使う場合は、引用部分を<blockquote></blockquote>タグでくくりましょう。

さらに右揃えで引用元へのリンクを張ると分かりやすいです。

引用部分はこのようにタグでくくりましょう。

引用元へのリンク

WordPressや無料ブログには、引用でくくるボタンがあるはずです。

ブログサービスごとに形が違うので、見落とさないでくださいね。

↓Wordpress
Wordpressの引用

↓Seesaaブログ
Seesaaブログの引用

<blockquote>タグを使うのは、見た目を装飾するためだけではありません。

検索エンジンに「ここは引用ですよ」と知らせるのが目的です。

引用タグを使っていないと、検索エンジンにコピーコンテンツと認識されることがあるんですね。

Googleは重複コンテンツの評価を下げるので、「無断複製しているサイトだ」と認識されると順位が下がってしまいます。

引用タグでくくった部分は、オリジナルコンテンツだと認識されません。

タグでくくるのは、人間に分かるようにするだけでなく、検索エンジンに認識させるためでもあるんです。

よく枠線の代わりに<blockquote>タグを使っている人がいますが、あれは使い方間違ってますよ。

検索エンジンに全部引用だと認識されちゃいますから。

また、引用元がオーソリティサイトであれば、発リンクもSEO効果があると言われています。

オーソリティサイトとは「権威あるサイト」のことで、政府公共機関のホームページや大企業サイトのことです。

おそらく「権威ある内容」を引用することで、「正しい情報を提供するサイト」とGoogleに認識されるんでしょう。

どれぐらいSEO効果があるのかは分かりませんが、僕の体感では結構効果がある気がします。

僕も、あるジャンルではよく公共サイトの引用を使うのですが、引用を使ったページは検索上位に食い込むことが多いです。

引用を多用したキュレーションサイト(まとめサイト)が上位に入ることからも、引用と発リンクにはそれなりのSEO効果があるように感じています。

引用で被リンクをもらう裏技テクニック

外部サイトから被リンクをもらえばページの評価が上がるのは、もうご存知ですよね。

引用と発リンクにSEO効果があるといっても、被リンクに比べれば微々たるものです。

そこで、引用を使って被リンクをもらう裏技テクニックを紹介します!

そのテクニックとは、引用したら引用元に連絡を取ることです。

本来、引用には承諾がいりませんが、あえて連絡を取ってみるんです。

例えば、引用元に「とても参考になる記事だったので、自分のブログに引用させていただきました!」とメールを送ってみましょう。

こういうメールをもらったら相手も悪い気しませんよね!?(ただし、コピーコンテンツにならないよう注意してください)

もしかしたら「○○さんのブログで紹介されました」と逆にあなたのブログを紹介してくれるかもしれません。

そうすれば、被リンク1本ゲットです。

このテクニックは、YouTubeなど動画を埋め込んだときにも使えます。

悪用は厳禁ですが、相手に敬意を払って活用すれば、こういうやり方もアリです。

これが縁で仲良くなり、貴重な情報をいただけることもありますしね。

いずれにしても、引用はルールとマナーを守って使えばプラスに働きます。

SEOの効果も期待できるので、うまく活用していきましょう。