2020年のアフィリエイトの勝ち残り方

明けましておめでとうございます。

サンデーです。

2020年が始まりましたね!

令和初の新年ということで、気持ちを新たにしている人も多いのではないでしょうか。

この「サンデーアフィリエイト」も昨年末には大幅リニューアルをしました。

サイトタイトルも新しくしたことだし、2020年は新しい気持ちで頑張っていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。

新年の一発目は恒例の「アフィリエイト業界大予想」です。

昨年は多くのアフィエイターが苦戦を強いられ、「アフィリエイトはオワコン」という言葉もよく聞かれました。

いやー、2019年はほんと厳しい年でしたね。。

アフィリエイトを取り巻く環境は日に日に厳しさを増しており、この流れは2020年も続くでしょう。

とはいえアフィリエイトが稼げなくなったわけではありません。

従来のスタイルでは稼げなくなっただけであって、新しいスタイルは今まさに伸びようとしている段階です。

つまり、新しいスタイルに変化できた人だけが生き残れるということ。

アフィリエイト業界は変化の真っ只中にあります。

その中で生き残るには、「個人を売る」「SEO依存からの脱却」「アフィリエイトからの脱却」が大きなポイントになります。

端的に言うと従来のスタイルからの脱却が最大のテーマです。

2020年以降もアフィリエイト業界で勝ち残っていくための戦略を解説していきます。

↓動画でも解説しているのでどうぞ

アフィリエイトを取り巻く厳しい現状

2019年はアフィリエイトへの逆風が吹き荒れる一年でした。

思いつくだけでもこれだけの逆風がありました。ほんとキツつかった。

アフィリエイトの逆風

  • Googleのアップデート
  • ITP・個人情報保護の流れ
  • 読者のリテラシー向上
  • 大手メディアの台頭

まずはこれらのアフィリエイトを取り巻く厳しい現状について振り返ってみましょう。

Googleのアップデート

一番大きな影響がGoogleのアップデートでしょう。

まさにGoogleに振り回された一年でしたよね。

2019年はGoogleの大きなアップデートが3月・6月・9月・12月の計4回もありました。

そのたびにサイトが飛んだり収益が大きく下がったり、中には撤退を余儀なくなれたアフィリエイターもいるようです。

僕も3月・6月は大丈夫だったのですが、9月のアップデートでは一部のサイトが被弾しました。

さすがに5年も専業アフィリエイターやっているとアップデートには慣れっ子なのですが、それでもサイトが飛んでしまったときはヘコみます。

今の検索エンジンは個人に不利な状況です。

企業や公共団体など公式サイト優遇の流れが加速し、個人のアフィリエイトサイトは上位表示が難しくなっています。

それにGoogleが検索結果だけで問題解決できるよう進化しているため、サイトに訪問する人自体も減りつつあります。

たとえば「韓国旅行」で検索すると観光地情報からフライト情報まで、すべて検索結果だけで解決してくれる親切さです。もうサイトいらないじゃん。。

Googleの検索結果

つまり、Googleが読者のサイトを踏むという手間をなくしにかかってるわけです。

このような進化により検索結果に表示される枠自体が減っているので、数年前よりSEOの難易度が上がっているのが現状です。

ITP・個人情報保護の流れ

昨年はITPの進化にも振り回されました。

ITPとは望まないトラッキングを防ぐ仕組みのことで、Apple社のブラウザSafariで実装されています。

Safariでアフィリエイトリンクを踏むとCookie(クッキー)が一部で廃棄され、いわゆる「クッキー報酬」が入りにくくなります。

日本はiPhoneユーザーが多いので、ITPの影響は大きいです。

ASPも順次対策しているのですが、どうしても後手に回るため、アフィリエイト成果が計測されないケースもあるようです。

ITPの根底にあるのは個人情報保護の考え方です。

ブラウザの裏の見えない情報も「個人情報」とする考えが、世界で普及してきているんですね。

欧州でGDPR(EU一般データ保護規則)が導入されたり、ターゲット広告を批判する動きが出てきたのも、個人情報保護の流れからです。

個人のデータを扱うアフィリエイトやネット広告にとっては、この流れは逆風になります。

読者のリテラシー向上

ネット上にアフィリエイトサイトが増殖したため、読者がサイトを見る目も厳しくなりました。

明らかな収益目的のサイトをかぎ分けられるようになり、読者がアフィリエイトサイトを避けるようになってきたんです。

つまり従来の口コミやレビューを書いているだけのサイトでは、信用されにくくなったんですね。

読者のリテラシーは数年前より確実に上がっています。

SNSで「アナ雪2」のステマが炎上したのも、広告への厳しい目の一例です。

若い世代ではGoogleで検索しても広告かステマ記事ばかり出てくるので、インスタ検索やツイッター検索を活用する人も多いです。

そのため、広告には【広告】【PR】といった表記をつける動きも広がっています。

大手メディアの台頭

大手企業が自前でメディアを持つケースも増えています。

オウンドメディアを立ち上げる広告主も多く、アフィリエイターが稼いでいたキーワードにかぶせてくるメディアも増えました。

たとえば「おすすめ」や「比較」といったクエリは「mybest」や「価格.com」が圧倒的に強く、個人では太刀打ちない状態です。

今までアフィリエイターが占領していた場所に、公式サイトが攻めてきたわけです。

Googleが公式サイトを優遇している現状では、企業に参入されると個人は負けます。

必然的にアフィリエイターが個人で戦える場所が少なくなってきています。

2020年も稼げるジャンルはある?

2020年稼げるジャンル

健康アップデート以降、SEOではどうやっても個人が勝てない領域ができています。

いわゆるYMYL(健康・お金)の分野です。

YMYLの分野では検索エンジンに公式サイト優遇のフィルタがかかるので、どれだけ質の高いサイトを作っても個人の力では勝てません。

個人が勝つのは難しいジャンル

ダイエット、サプリ、脱毛、育毛、美容、クレジットカード、投資 など

もし参入したいジャンルがあれば、主要なワードで検索してアフィリエイトサイトが出てくるか試してみてください。

企業や公共団体のサイトしか出ないのなら、そこにはYMYLのフィルタがかかっています。

フィルタのかかった領域にSEOで勝負を挑んでも勝ち目はないので、最初からYMYLのジャンルには参入しないのをおすすめします。

逆に新しく出てきたジャンルは、今からでも勝ち目があります。

世間で流行っているものを見れば、個人が参入できるジャンルが見えてきますよ。

個人に勝ち目があるジャンル

VOD(ビデオ・オン・デマンド)、終活、オンライン授業 など

たとえばAmazonプライムビデオやNetflixなどのVOD(ビデオ・オン・デマンド)は近年急速に加入者が増えています。

高齢化に伴う遺品整理や生前葬といった終活関連も活況です。

教育系ではスタディサプリなどのオンライン授業が流行りです。社会人向けだけでなく小中高生向けの商品も豊富です。

その他にもAmazonや楽天の利用者増に伴い、Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトも伸びてきています。

ただ、ジャンル主体で考えるコテコテのアフィリエイトサイトは、SEO勝負の消耗戦に陥りがちです。

ライバルのいない場所で戦うなら、ジャンルにとらわれないサイト作りも必要です。

力の弱い個人がどういう場所で戦えばいいかは↓こちらのnoteも参考にしてください。

2020年はどこで戦うかが非常に重要になります。

自分だけが勝てる場所を見つけることが大切。

負けそうな場所で戦うのは避け、勝てる場所で戦うようにしましょう。

2020年に勝ち残る戦略とは

2020年に生き残る戦略

今までのアフィリエイトは、質の高い記事を作って商品を紹介するだけで稼げていました。

しかし2020年は従来のアフィリエイトのスタイルから大きく転換する必要があります。

2020年に勝ち残るポイントは「個人を売る」「SEO依存からの脱却」「アフィリエイトからの脱却」の3つです。

2020年に勝ち残るポイント

  1. 個人を売る
  2. SEO依存からの脱却
  3. アフィリエイトからの脱却

これら3つのポイントについて解説しますね。

個人を売る

読者は「何を言っているか」だけでなく「誰が言っているか」を重視するようになりました。

ネット上に情報が氾濫しているから、読者は最初から「どこの誰が言ってるか分からない情報」を排除したいのです。

そういった世の中の流れを受け、GoogleもE-A-T(専門性・権威性・信頼性)の高い公式サイトや専門家の記事を上位表示するようになっています。

そんな中で「情報」だけで勝負するのは得策ではありません。

「情報」だけで勝負するとE-A-T(専門性・権威性・信頼性)の高い公式サイトにはかないません。

個人はキャラクターやパーソナリティで勝負した方が、勝ち目があります。

たとえば正確な医療情報では病院や製薬会社のサイトにかないませんが、入院の体験談なら情感たっぷりに書いてファンを作ることはできるでしょう。

たとえ専門家でなくても「この人が言ってるのなら聞いてみよう」と思ってもらえるのが大切。

要は指名される人になるということです。

情報があふれている現代では、個人サイトの役割は「正しい情報」よりも「価値観の合う意見」を与えることに移りつつあります。

個人サイトの運営手法は、「情報」で大量の読者を集める手法から、「感情」で濃密なファンと関わる手法に変わってきているのです。

単に情報を与えるだけではなく、あなたの価値観や考え方を全面に出して自分のファンを作ることを意識しましょう。

そうすれば、たとえSEOで上位表示できなくても指名検索であなたを探し出してくれる人は出てきます。

SEO依存からの脱却

これまでのアフィリエイトはSEOで集客することだけを考えておけばOKでした。

しかし検索エンジンを公式サイトが占領している今では、SEOだけでは行き詰ってしまいます。

それにGoogleのアップデートで飛ばされるリスクを考えると、集客をSEOだけに頼るのは危険です。

むしろSEOに頼らない集客がこれからは必要です。

検索エンジンは集客手段の一つに過ぎません。

これからはSNS・動画・メルマガなどあらゆるプラットフォームを使って総力戦で集客する必要があります。

それにSNS・動画・メルマガは読者との関りが生まれるので、読者をファン化するのにも使えますしね。

中でもYouTubeは2020年以降確実に伸びます。

YouTubeの視聴者層が広がり、これまでYouTubeを見なかった高年齢層が見るようになってきました。

いずれ5Gが普及してギガを気にせず動画が見れるようになると、さらに動画の普及は進むでしょう。

なので僕も今年はYouTubeに参入する予定です。

未知の領域ですが、絶対ここはやっておいた方がいいと思うんですよね。

これまでSEO一辺倒だった人は、SNS・動画・メルマガなど複数のプラットフォームに力を振り分けていきましょう。

そうすればGoogleのアップデートに振り回されない運営ができます。

アフィリエイト依存からの脱却

「アフィリエイトはオワコン」と言われていますが、そんなことはありません。

アフィリエイトは広告主に非常にメリットのある広告手法なので、アフィリエイト自体はこれからも残り続けると思います。

しかしITPの進化は続くだろうし、読者が広告を毛嫌いする風潮も高まっています。

なのでアフィリエイトだけを収益の柱にするのもリスクがあると考えています。

アフィリエイトに依存した収益体質から脱却することも、今年の課題です。

今やネットで収益を得る方法はアフィリエイトだけではありません。

自分でオリジナル商品を作ったり、サブスクサービスを提供したり、ライブ配信して投げ銭を得たり。

これまで個人では難しかったことが、ネットを使って簡単にできるようになりました。

アフィリエイト以外の収益化方法

  • 自社商品の販売
  • サブスクサービスの提供
  • ライブ配信・投げ銭
  • オンラインサロンの運営
  • コンサルティング
  • 純広告

僕がやっているnoteも自社商品の一つです。noteは最近、認知度が一般層にも広がっているのでおすすめですよ。

ほかにもココナラ・タイムチケット・ニコニコ動画など、個人が収益化できるプラットフォームはたくさんあります。

2020年はアフィリエイト以外の収入を得ることも視野に入れていきましょう。

まとめ:専業アフィリエイター6年目の抱負

というわけで、2020年のアフィリエイトで勝ち残る方法を書いてきました。

ざっと見たところ「やること多すぎ!!」というのが本音ですね(笑)。

とはいえ新しいことにチャレンジできるので、ワクワクしている自分もいます。

特にYouTubeはブログを始めた頃の感覚と似ていて、初心者に戻ったようで新鮮な気持ちで勉強しています。

僕は2015年の1月1日付けで開業届を出したので、専業アフィリエイターになって丸5年になりました。

今年は専業アフィリエイター6年目になります。

5年間生き残れたのはすごいことですが、今まで成功した分固定概念も染みついてしまいました。

この固定概念は今後足かせになるかもしれないので、ここらで大きく自分をチェンジしないといけないですね。

昨年は変化の布石を打つ年だったので、今年は大きく変わる年にしたいと思います。

というわけで2020年はチェンジの年!

SEO一辺倒に凝り固まっていた「アフィリエイト脳」を捨てることが大事だと思っています。

アフィリエイトは難易度が上がったように思いますが、この変化は君臨していたライバルを引き離すチャンスでもあります。

アフィリエイトのやり方は変わりつつあるけど、今から始めても決して遅くありません。

むしろ初心者の方が固定概念がないから、新しいスタイルに馴染みやすいんじゃないでしょうか。

新しい時代を楽しみながら進んでいきましょう。僕も負けじと頑張っていきます!

それでは今年も「サンデーアフィリエイト」をよろしくお願いします。