2021年のアフィリエイト

明けましておめでとうございます。サンデーです。

2021年が始まりましたね!

昨年はコロナで今まで経験したことのない一年になりました。

コロナの感染拡大、緊急事態宣言、オリンピックの延期など、とにかく暗い一年でした。。

アフィリエイトにおいてもコロナの影響を受けたり、Googleのアップデートで売上が下がった人は多いのではないでしょうか。

僕も旅行ジャンルが壊滅状態になったり、広告主が撤退したり、大変厳しい年ではありました。

とはいえ開設したYouTubeチャンネルが登録者5万人を突破したり、SNSからの集客が増えたりして、新しいチャンレンジが実を結んだ1年でもありました。

今年で専業7年目になりますが、だんだんとアフィリエイターという枠から外れるようになってきましたね(笑)。

2021年もコロナの影響はまだ収まらないでしょう。

人々の生活は巣ごもりやオンラインを前提にした「ニューノーマル」に大きく変わろうとしています。

アフィリエイターもこの変化をとらえて、自分自身を変化させていく必要があります。

というわけで今年最初の更新では、2021年のアフィリエイト業界はどうなるかを予想していきます。

現在のアフィリエイトに対する逆風を分析して、2021年を勝ち残っていくにはどうすればいいかを解説していきます。

これからアフィリエイトを始める方も、生き残りをかけた専業アフィリエイターの方も、ぜひ参考にしてください!

↓今回の内容は動画でも解説しています。

現在アフィリエイトに吹いている逆風

アフィリエイトの逆風

僕は年初に必ずこの「アフィリエイト業界大予想」の記事を書いているのですが、2018年頃からは一貫して「アフィリエイトは厳しくなる」と言い続けてきました。

なので「アフィリエイトは厳しい」というのは聞き飽きたかもしれません。

が・・・

やっぱり今年も厳しくなります(笑)。

何より昨年からは「コロナ」という逆風が加わり、それはもう数年前と比べると段違いの厳しさでしょう。

まずは現在アフィリエイトに吹いている逆風を分析して、そこから対処策を考えていきましょう。

Googleアップデート

アフィリエイターにとって、もはや常に吹いている逆風がGoogleアップデートです。

昨年は5月に大きなコアアップデートがあり、多くのアフィリエイトサイトが順位を下げました。

Googleが権威性や信頼性を重視するようになってから、企業サイトが優遇される流れは続いています。

ここ2~3年は企業ドメインが検索結果で上位を独占し、個人サイトは「どう頑張っても上位に入れない」というケースが増えました。

ただこれを利用すると、質の低いコンテンツでも「企業ドメインである」というだけで上位表示できてしまいます。

案の定、企業のドメイン直下(サブドメインやサブディレクトリ)にサイトを作り、強引に上位表示させるサイトも出てきました。

コンテンツよりもドメインパワーが重視されるアルゴリズムを悪用したわけです。

そこで行われたのが12月のアップデートです。

2020年12月のアップデートでは、そういった低品質なサブドメイン・サブディレクトリサイトが落とされました。

今までGoogleは個人に対してペナルティを課すのが通例でしたが、これが企業にも適用されたんですね。

これは個人にとっては朗報です。

行き過ぎたドメインパワー重視のアルゴリズムが改善され、5月以前のコンテンツ重視の流れが少し復活しました。

実際、僕の運営するサイトでも12月のアップデートで復活したものが多くあります。

とはいえドメインパワーが重視される大局的な流れは変わりありません。

なので引き続き、コンテンツの質を保ちつつ、権威性・信頼性を獲得してドメインパワーを上げていくのが大事ではありますね。

広告主の撤退

コロナで企業業績が悪化するのに伴って、企業の広告出稿が減っています。

業績が悪くなると真っ先に削られるのが広告費ですからね。

僕も昨年はたくさんの広告主から「プログラム終了」のメールを受け取りました(悲しい…)。

ただ、テレビや雑誌など広告業界全体の出稿は減っているものの、ネット広告は引き続き伸びています。

アフィリエイト広告の市場も、数年間は右肩上がりが予想されています。

【参考】インターネット広告市場に関する調査を実施(2019年)| 矢野経済研究所

さらに、コロナによる特需も発生しています。

旅行や飲食業は壊滅状態ですが、デリバリー・ゲーム・オンライン活用といった新しい需要が生まれています。

コロナによる新しい需要

宅配・デリバリー・ゲーム・VOD・eラーニング・オンライン診療 など

なのでASPの新着プログラムを見て、新しいサービスをチェックするのも大切ですね。

新しいサービスが常に生まれている世の中なので、世の中の動きに敏感になりましょう。

ITPの進展・クッキーの規制

個人情報保護の観点から、世界中でクッキー(Cookie)の規制が進んでいます。

アップルのSafariではITPが進展し、Google Chromeでも段階的にクッキー利用を廃止していくことが発表されました。

【参考】Google Chromeの「サードパーティCookie終了」まで後1年半。マーケターがとるべき対応とは?

クッキーはアフィリエイトの根本的な仕組みでもあるので、排除が進むとアフィリエイト業界には大打撃です。

僕の肌感覚ですが、これまでもITPが導入されたあたりから「成果が反映されにくくなったな」と感じることはありました。

クッキー規制が進んでいくと、アドセンスのターゲティング広告が配信されなくなったり、ネット広告には多大な影響が出てきます。

もちろんASPも様々な対策を講じてくると思いますが、最悪「アフィリエイトという仕組みが使えなくなる」ということも念頭に入れておいた方がいいと思います。

法規制・世間の目

クッキーの規制もそうですが、2021年は「ネットの規制が進む年」でもあると思います。

GAFA(Google・Amazon・Facebook・Apple)が巨大な力を得るにつれ、各国で規制を強める動きが出てきているからです。

世間の目が厳しくなり、ITプラットフォーマーに社会的責任が求められるようになってるんですね。

【参考】欧州連合がGAFAを厳格に規制する法案を発表──世界のデジタル経済の行方を左右する

必然的にITプラットフォームを使うアフィリエイターも、法規制の影響を受けることになります。

誤情報を発信したりしないよう、アフィリエイターにも社会的責任が求められる風潮だということは、知っておいた方がいいでしょう。

2021年に勝ち残るための戦略

2021年に勝つ

ここまで見ると「こんなに逆風が吹いていては、アフィリエイトで稼ぐなんて無理じゃん」と思われるかもしれません。

しかし「厳しい、厳しい」と言いつつも、僕も6年以上生き残り続けています。

多くのアフィリエイターはもはや厳しさに慣れてきたのではないでしょうか。

「厳しい」というのはデフォルトで、それを受け入れれば対処する道は見えてきます。

古いアフィリエイト手法に固執してはいけません。

アフィリエイトで稼ぐ方法は多様化しています。

インスタと楽天Roomで稼ぐ主婦も現れてきたし、僕もYouTubeを始めてから大きく収益構造が変化しました。

ここでは、2021年にアフィリエイトで稼ぎ続けるにはどういう戦略をとればいいかをお話します。

SEOに集客を依存しない

かねてから言ってますが、SEOだけに集客を依存するのは危険です。

ていうか、SEOだけで戦うのは「旧時代の手法」と言っても過言ではありません。

SEOで上位表示していても、Googleのアップデートで圏外へ吹き飛ぶことは日常茶飯事ですからね。

SNSからの集客は絶対に取り組みましょう。

SNSがこれだけ浸透した現代では、SNSでの集客はもはや必須事項です。

今までのアフィリエイトでは先にブログを成長させ、SNSは補助的に取り組むのがセオリーでした。

でも今は逆です。

SNSを先に成長させ、ブログは支援ユニットとして活用するのがニュースタンダードです。

流れとしてはこんな感じ。

新しいアフィリエイトの流れ

SNSのアカウントを成長させる
     ↓
フォロワーをブログに誘導する
     ↓
読者の行動がブログの評価を高める
     ↓
ブログがSEOで上位表示されるようになる

SNSから流入した読者の行動が、ブログの評価を上げるんですね。

こうすればSEOで企業ドメイン相手に勝わずに済むので、結果的には早く上位表示できるようになります。

この流れは↓noteにも書いているので、ぜひ把握しておいてください。

プラットフォームと独自ドメインを使い分ける

SNSを活用する話にも通じますが、プラットフォームと独自ドメインを使い分けるのも2021年に意識しておきたいことです。

集客にSNSなどのプラットフォームを活用するのは先ほど話しました。

活用するプラットフォーム

SNS・YouTube・アメブロ・note など

とはいえプラットフォームには規制がつきまといます。

トランプ大統領のツイッターですらアカウント停止されるぐらいですからね。

アカウントがBANされると、これまで積み上げてきたものが水の泡になります。

なのでいくら集客にSNSを使うといっても、プラットフォームに依存しすぎるのも危険なんです。

そこで必要なのが、独自ドメインで作ったブログなど自分自身の媒体です。

SNSなどはプラットフォームの規約に縛られますが、独自ドメインは縛られません。

極端な話、何を書いても自由です。

こういった「基地」としてブログは大いに活用できます。

独自ドメインで自由な活動を行い、SNSなどの「前線部隊」で集客をする。

このように組み合わせて使うのがポイントです。

プラットフォームと独自ドメインとの使い分けは↓こちらのnoteで解説してるので、参考にしてください。

自分自身に付加価値をつける

個人情報保護や法規制の流れを見ると、これからは「アフィリエイトがなくなる日」も念頭に入れておく必要があると僕は思います。

クッキーの仕組み、ASPの仕組み、アフィリエイトの仕組みがいつまでもあるとは限らないですからね。

そういう意味では、アフィリエイトに頼らなくてもいいよう、自分自身に付加価値をつけるのもやっておいた方がいいでしょう。

いわば権威性や信頼性を積み上げておくんですね。

自分が価値を提供できる存在になっておけば、人は自然と集まってきまから。

そうすれば企業から純広告を取ることもできますし、自分の商品を販売することもできます。

僕もnoteで独自教材を販売していたりしますが、これも自分に付加価値を積み上げてきたからこそできることです。

一朝一夕にはいきませんが、このような「アフィリエイトに頼らなくてもいい状態」は目指しておいた方がいいでしょう。

大きな流れは「脱SEO」と「脱アフィリエイト」

脱アフィリエイト

ここまでをまとめると、2021年の大きな流れは「脱SEO」と「脱アフィリエイト」だと思います。

この2つの流れはこれまでも指摘していましたが、2021年からは「必須事項」になってくるでしょう。

僕もここ1~2年はずっとこの2つを意識しながらアフィリエイトをやっています。

これだけ言うと、これからアフィリエイトを始める人は尻込みしてしまうかもしれませんね。

でも、アフィリエイトにチャレンジするのをあきらめないでください。

アフィリエイトは年々難しくなっていますが、それでも個人が始めるビジネスとしては最適です。

在庫を抱えるリスクもないし、借金を抱えるリスクもない。

個人ビジネスのスタートにアフィリエイトが適しているのは、これからも変わりません。

ただ、スタートはアフィリエイトでもいいですが、そこから事業を継続していくには「アフィリエイトから一歩出ること」が必要だと思います。

僕も2021年は新しいことにチャレンジし、さらに自分の幅を広げていくつもりです。

コロナで大変な状況が続きますが、今年も頑張っていきましょうね!